「ブラックペアン」の治験コーディネーターとは?
実際のCRC業務と大きく乖離!!
まず治験コーディネーター(CRC)とは、開発された薬が現場でも有用かつ安全かどうか確認するため、事前に人へ治療も兼ねて行う臨床試験を「治験」といいます。
治験コーディネーターとはその治験が適切に行われるよう、医師や製薬企業と被験者の間に立って調整する専門職。
責任医師などの指示の下、治験までの準備や被験者への対応、検査データの整理、医師への報告などあらゆるサポートを行い、新薬導入を円滑にする上で重要な役割を果たします。
TBSが放映した「ブラックペアン」で取り上げられ、ドラマで描かれた治験コーディネータ(CRC)の姿が、実際のCRC業務と大きく乖離していたことに、日本臨床薬理学会や日本医療機器産業連合会が抗議した。
被験者に300万円の小切手を渡す場面など、フィクションとはいえ、あまりにも行き過ぎていた。
治験を支えているのはCRC!!
治験を支えているのはCRCであり、臨床研究もCRCが大きな役割を担うはず。
だからこそ、普段取材する身としては、不誠実なドラマづくりに憤りを感じる。
CRCは慢性的な人手不足に陥っており、休日なく仕事をしている現状にある。重労働だけに定着率も低く、治験停滞の原因にもなっている。
ドラマによる実害も出ているようだ!?
ドラマによる実害も出ているようだ。病室で患者から、家では家族からCRCの仕事を蔑むような言葉が投げかけられていると治験実施医から聞かれている。
CRC、治験に対する正しい理解を広げる必要がある。CRCの崇高な思いや医薬品開発における貢献をもっと知ってほしい。このままだと、新薬が患者に届かなくなってしまう。
関東・九州の募集治験一覧
治験体験談
治験ボランティア初参加 20代男性
はじめて、「メディカルボランティアネットワーク」 より治験ボランティアに参加しました。最初は本当に怖い・危ないというイメージがありましたが、病院にいって見ると普通のちゃんとした病院でした。
4泊5日×2回の治験ボランティアに参加しました。入院生活 開始となったのですが、日に数回の採血を含めた検査のみ!もちろん制限はありましたが、残りは自由時間でゲーム三昧でした!!ほんと拍子抜けしてしまいましたが、また是非機会があれば参加したいと思います。